
ナレッジバンクで学ぶことの意味を知り、また学びたいと思えた
古田敬明さん
新卒から定年近くまで電機メーカーに勤め、AV機器の設計開発に携わっておられた古田さんは、長年技術畑でご自身もかなりの件数の特許出願をされていたことから、次の活躍の場として知財分野を選択されました。
開発に携わっていたとはいえ、関わって来た分野はほんの一部で、今までの経験と知識だけですべてがカバーできる訳では無いのだそうです。先行技術文献調査には広範囲の知識が必要ですし、新しい技術が次々出てくるので、当然勉強は必要で、論文検索したり専門書を読んだり、一緒に仕事をしていると他の調査員の方々が何に詳しいかということは分かってくるので、そういう方々に聞いたりもして、日々新しい知識を取り入れていらっしゃいます。


誰もすべての分野を経験することはできないので、経験していない分野に関しては勉強で補っているそうですが、やはり技術者としての経験が無くては務まらない仕事です。これからナレッジバンクで働く皆さんには、今まで培ってきたものをベースとして、さらに知識を積み重ねて、活躍して頂きたいです。技術の進歩に自分を適応させていき、自分もどんどん進歩していくという意識が必要です。
「やらされている”仕事は面白くない、やりがいを感じられる仕事だったり、夢を持っていれば、多少辛くても頑張れるのではないでしょうか。」そう話される姿は、自分の好きな分野の勉強は苦にならず、むしろ楽しくて仕方がないという様子でした。